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顎関節症の症状と本当の原因

 

顎関節症の原因は、一昔前は「かみ合わせが悪い」からという1点張りが主流でした。しかし近年ではかみ合わせの悪さは原因のほんの一部分でしかなく、むしろ大半は他の部分にあるということが分かってきました。

当院にも顎関節症と言われたという利用者様が多く来られますが、みなさん原因は様々でした。

  • 猫背

  • 顎を突き出すような姿勢

  • ストレス

  • 自然と肩から首に力が入り、歯を食いしばっている

  • うつ伏せで寝る

  • 頬杖を突く

  • 物を食べるときに片方でかむ

  • 受話器を肩に挟んで電話する

  • 高い枕を使用している

  • 吹奏楽をしている

  • 大きな声をよく出す

一般的に考えられる原因はこのようなところでしょう。当院ではこのような考えられそうな原因を私たち施術師の手で改善してまいります。

 

 

他とは違う、当院での顎関節症の改善方法

 

顎関節症の原因は様々ですが、たどっていくと比較的施術していけばいいポイントは限られてきます。

例えば、猫背になると、顎は前につき出ますし、肩から首の筋肉はずっと引っ張られっぱなしになります。ずっとその姿勢を取っていると、だんだん疲れてくるので頬杖も突きたくなるでしょう。ということは、背骨を真っすぐに整えてあげれば、楽になるということです。

うつ伏せで寝るクセ、受話器を同じ方の方に挟んで電話するクセ、ものを片方でかむクセなどのクセがあっても、周りの筋肉さえ柔軟であれば、顎関節症になることもありませんし、改善していくこともできます。

大きな口を開けて大きな声でよく話す人、吹奏楽をしている人なども、初めて大きな口を開けたり、吹奏楽をしたからと言ってその日に顎関節症になる方もおられません。これも周りが柔軟であれば問題ないことなのです。

まず、肩、背中、首、腰の筋肉を広い範囲で施術していきます。人間の体は主に後ろ側の筋肉で支えられていますが、この筋肉がバランスを崩すことで姿勢が悪くなり、最終的に顎関節症になります。

体を横から見た時に、骨盤から頭まできれいなS字カーブを描いて背筋を伸ばせるように、腰から首にかけてつながっている筋肉を柔軟にします。そして両肩が前に入り込むのを防いで胸を張れるように背中の筋肉も緩める必要があります。

さらに体の中心部の筋肉に負担をかけずに、背骨で体が支えられるようにするために、背骨にゆがみを腰、背中、首という順で上から下まですべて真っすぐに戻していくのです。

もちろん、耳の下あたりについている、口を閉じたり、物をかむための筋肉も直接施術師の手で改善していきます。

最初は、朝起きた時に口が空け辛いとか、痛みはないけど口を開けた時に音が鳴るといった方も、放置しておくといずれ痛みが出てくる方も多くおられます。違和感を感じたら、早めに施術にきてください。

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